6月29日(日)、岡野小学校区にて、住民参加による防災訓練が実施されました。南海トラフ巨大地震の発生を想定し、3部構成で行われた訓練には、多くの地域住民が参加し、災害時の行動について実践的に学びました。
【第1部】各自治会内での避難訓練
午前8時30分、南海トラフ巨大地震による震度5強の強い揺れが1分以上続き、停電も発生したという想定のもと、訓練が始まりました。
各自治会の会長は自身の連絡網を使って、住民の安否を確認し、公民館への避難を指示。住民はそれぞれ火の始末や電気の確認を行いながら、公民館に集合しました。
その後、公民館では防災に関する教材を使った学習会が開かれ、住民たちは防災知識を再確認しながら、簡単なテストにも取り組みました。
【第2部】防災講演会
各公民館での学習を終えた後、参加者は岡野小学校の体育館に移動し、防災士・中村伸一氏による講演「楽しく学んで備えよう!身近な防災・減災」に耳を傾けました。

【第3部】災害時行動訓練
講演に続いて、体育館内では地元消防団による実演訓練が行われました。怪我の応急手当や、身近なもので担架を作る方法などを実演を交えて丁寧に説明いただき、参加者も実際に触れながら学ぶことができました。
訓練の最後には、非常時に役立つ備蓄品として、お湯を注ぐだけで食べられるごはん、簡易トイレになる物資、そして食料の備蓄に関する冊子が各家庭での備えにとお土産として帰りに配布されました。
今回の訓練は、地域の連携と防災意識を高める貴重な機会となりました。災害はいつ起こるか分かりません。いざという時に慌てず行動できるよう、今後も地域ぐるみでの備えを進めていきましょう。

