平成31年度(令和元年度) 岡野ふるさとづくり協議会総会

岡野ふるさとづくり協議会の平成31年度(令和元年度)総会が4月30日午後7時より岡野コミセンでありました。概要を報告します。

会長挨拶に続いて、谷田又次自治会長会会長、栗山市議会議員、岡野幼小学杉本校長の挨拶をいただきました。

酒井市長は公務のため欠席でした。

挨拶をされる吉田浩明会長

以下議案の要約です。これらはすべて賛成多数で承認されました。

平成30年度活動報告
平成25年策定の「岡野ふるさとづくり計画」に基づく活動です。

1.「安心安全の地域づくり」
1)防災訓練(7月22日)
訓練は、大型台風の直撃コースに入ったため、午前7時に市より避難勧告が出たとの想定です。

消防団に浸水時の避難擬似体験、車イスでの移動補助体験、子供たちを対象にした消防車の乗車体験、小学校の体育館では篠山市担当者の豪雨時の非難や防災に関連した講習を受けました。

浸水 避難体験

2)防犯対策について
青色パトロール車の導入を図るため、先進地の実情を調査するなどして、実施のための課題点を洗い出すことを計画しておりましたが進捗はありません。

3)見守りネットワーク作り

地区内で複数の団体が活動していますが、年一度の「地域福祉会議」と、集落単位の「集落福祉会議」の開催を進めます。

11月29日の岡野地区福祉会議までに集落ごとの「集落福祉会議」開催を決定し、実施することができました。

2.「心がふれあうやさしい地域づくり」
1)イベント・研究大会の実施(4大イベント)
●スポーツフェステバル(5月20日)
29年度に引き続き5月に実施、約400名の方に参加いただきました。
今年も小学生20名と中学生1名が運営スタッフとして道具の出し入れや、放送の手伝いをしてくれ、欠かせない存在となっております。

●岡野校区敬老会(9月17日敬老の日) 

招待者426名のうち169名の出席頂きました。

米寿の方25名(出席者は12名)が市長から表彰を受けられました。
新しい企画としてエイサー(沖縄舞踊)グループに出演いただきました。

●ふれあい祭り(11月25日) 

当日エレベーターの設置工事のため岡野コミセンが使えなかったため、岡野小学校体育館を拠点に開催しました。

約300名の来場がありました。

午前中は体育館で芸能発表会を行いました。同体育館では地域の方々の木彫り置物、押し花額、手芸、パステル画、絵手紙、写真、俳句などの作品展示など多数の出展がありました。

今年も自治会毎にブースを設けました。

新たな試みとして「おかの写真コンクール テーマ:ふるさとの原風景」と銘打って少ないですが写真の作品を展示しました。

体育館周辺では金魚すくい、野菜の即売会、いずみ会による黒豆お寿司と味噌汁、自治会長会による黒枝豆、PTAによるコーヒーが振る舞われました。
お昼にはよさこい輝楽、岡野太鼓のパフォーマンスが披露されました。

午後は小学校グランドでグランドゴルフ大会を行いました。これには小学生から年配の方を含め14チーム、84名の方に参加いただきました。

●人権研究大会(2月3日)

講師としてNPO法人たんばコミュニティネットワーク理事・生涯学習応援隊So-So-.39代表の北村久美子さんに「女性の視点を地域づくりに活かそう!」をテーマに講演いただきました。

2)広報「心夢住んで」・ホームページの充実について

広報「心夢住んで」は30年9月で第100号を発行し、丹波新聞にも紹介いただきました。

101号からはページ数を6ページに増やして隔月発行に変更しました。
ホームページは開設以来5年が経過し、検索回数は78600回を超えました。
ホームページを編集できる人材が十分ではありませんが、情報更新にがんばっています。

3)挨拶運動
28年度から始めた市の運動とタイアップした挨拶運動を30年度は5月と11月に実施しました。

4)声掛け運動について
「おかの声かけカード」を作成して30年度で4年目となります。30年度も7月の防災訓練や敬老会等機会を捉えて継続的に働きかけ、徐々に理解の浸透を図りました。

3.「健康で生きがいのある地域づくり」
1)いきいき塾の開催について
高齢者が生き生きと過ごせる体づくりのの運動と仲間づくりの活動として「岡野いきいき塾」を30年度も継続して毎週金曜日に開催され、30年度は合計50回実施されました。3月時点で塾生は11名、見守りスタッフは33名で実施しています。

2)いきいき倶楽部について

東岡屋、東浜谷でデカポー体操を行う「いきいき倶楽部」が実施されています。

各自治会でいきいき倶楽部を実施して頂くのが望ましいのですが30年度は新規に始める自治会はありませんでした。

3)いきいき交流サロンの開催について

「いきいき塾」の運営定着後に「いきいきサロン」の同時開催を模索すると29年度活動方針に掲げておりましたが、30年度は再検討を図るとの活動方針を変更し検討を行ってきました。

4)健康講座の開催
2月3日に健康講座を講師に昨年に続き兵庫医科大学ささやま医療センター病院長の片山覚さんを招き、「人生会議」をテーマに講演いただきました。

5)青少年の健全育成のための環境づくり
「地域とともにある学校コミュニティ・スクール」に学校地域運営協議会委員として参画し、PTA、自治会長、民生委員児童委員、教職員と共に家庭地域が協働して児童生徒の健全育成を図る地域連携体制作りに努めました。

4.「農業振興の地域づくり」
1)岡野の農業を考える会について

岡野地区内の農業を発展維持させるため、「岡野の農業を考える会」も2年目の活動となりました。

3月までに計10回の会議を開催しました。

今年度は29年度に提言された問題点の解決方法を模索するために「水当て」と「農地周辺の草刈等の管理作業」の現状を調査し、問題解決に向けた活動の方向性を提言しました。(最後にまとめて報告)

2)神戸大学との連携事業について
(1) 地域おこし協力隊等起業化モデル事業について

3年目に入った事業では『1.山の芋の農業振興に向けたPR活動、2.販売促進活動の定着化マニュアル作成、3.販売促進活動の実施』を行いました。

これまでに開発したChoKobeやレシピ集などと山の芋そのものを一緒にPRできる販促品やパッケージの製作・デザインを神戸大学や新たな連携先である長岡造形大学と共同開発し、作成しました。

(2) 農業ボランティアの受け入れについて

今年度の「AGLOC」登録メンバーは38名でこのうち23名が農業ボランティアに参加し11回にわたり計70名が10戸の農家で作業を行いました。

また「AGLOC」は夏休みには岡野小学校において夏休みの勉強会を開催し宿題のお手伝いや楽しい実験も行い子供たちと交流を図ってくれました。
(3) 山の芋の販売について
30年度も味まつり(10月6-8日)で早堀山の芋の量り売りし完売しました。

5.「岡野らしさを育む地域づくり」
1)地域ラボの受け入れ体制の確立
篠山イノベーションラボで学んだ人たちが市内で活動する拠点となる地域ラボとして、旧野尻公民館が候補として登録されました。

2)岡野の自慢の風景を発見、紹介

岡野の自慢の風景を発見、紹介してもらう取り組みとしてふれあい祭りで写真コンクール(テーマ:ふるさとの原風景)実施しました。

応募点数はそう多くはありませんでしたがよい写真があり、岡野の魅力を改めて感じられました。

3)視察研修旅行

29年度に引き続き、自治会長会と合同での視察研修旅行を11月15日、16日で実施しました。

平成30年度岡野ふるさとづくり協議会役員
(以下敬称略)
会長 吉田 浩明
副会長 大安康典
副会長 畑 利清
副会長 畑 一郎
会 計 小嶋國裕
事務局長 中井 悦夫
福祉部会長 谷田 章男
コミュニティ部会長 栗山泰三
生活環境部会長 谷田 亀壽郎
ふれあい部会長 酒井 章
地域振興部会長 三宅 寛
監 事 谷田又次
監 事 松本 豊

平成30年度会計決算報告
【収入の部】2、931、261円
【支出の部】2、787、897円
143、364円を次年度繰越

議案第3号

1)会費徴収について

岡野ふるさとづくり協議会は平成20年11月に設立され、平成25年度に岡野ふるさとづくり計画を策定し、市からの補助金にて種々の行事や活動を行っておりますが、自主財源と呼べるものは持っておりません。この補助金には使用上の制限があり、事務局員以外に手当てを出すことができず、役員が手当ての無いボランティアとして活動しております。役員の負担に報いるためにも、そして今後の役員就任を依頼しやすくするためにも小額でも役員手当てを出せるように協議会の自主財源を持ちたいと考え各集落に会費として負担金を拠出いただきたいと思います。

負担金は世帯割で1戸あたり60円、各集落均等割りで5000円。

例)22世帯の集落の場合、5000円+22戸×60円=6,320円。2)平成31(令和元)年度役員改正
(以下敬称略)
会長 吉田 浩明

副会長 森本 繁(新任、野尻自治会長、自治会長会副会長)副会長 畑 利清
副会長 畑 一郎
会 計 小嶋 國裕

事務局長 吉見 敏明(新任)

事務局員 中井 悦夫(事務局長から異動)福祉部会長 谷田 章男
コミュニティ部会長 栗山泰三
生活環境部会長 谷田 亀壽郎
ふれあい部会長 酒井 章
地域振興部会長 三宅 寛
監 事 小西 孝(新任、有居自治会長)
監 事 松本 豊

令和元年度活動方針
1.「安心安全の地域づくり」
1)防災訓練(6月30日)
2)防犯対策
 青色パトロール車の導入の見直し
3)見守りネットワーク作りについて
 自治会・ふるさとづくり協議会他組織間の連携

4)地域福祉会議について

 年一度の社会福祉協議会主催の地区全体「地域福祉会議」の開催

 各集落単位での「集落福祉会議」の開催
2.「心がふれあうやさしい地域づくり」
1)イベント・研究大会の実施について
 ●スポーツフェステバル(5月19日)
 ●敬老会(9月16日) 
 ●ふれあい祭り(11月24日) 
 ●人権研究大会(令和2年2月2日)

2)広報「心夢住んで」・ホームページの充実について
 隔月発行、内容の見直し・充実を図る。
 ホームページ 編集委員の育成の図る

3)挨拶運動について
 市の挨拶運動と合わせ5月、12月に実施
 自治会長会、PTAとも連携、立ち番実施

4)声かけ運動

 声かけカードの登録を進める

 篠山市の「ささやま見守り台帳」の見直しにあわせ「おかの声かけカード」を「ささやま見守り台帳」に統合する方針に変更する
3.「健康で生きがいのある地域づくり」
1)いきいき塾の運営について
 「いきいきデカボー体操」を主として1回/週の開催
 参加者募集を定期的に実施

2)いきいき交流サロンの開催について
 「いきいき塾」との同時開催から「いきいきサロン」を未実施集落への拡大に注力する方針に変更する

3)健康講座の開催
 スポーツ21と共催で実施

4)青少年の健全育成のための環境づくり
 ・「地域とともにある学校づくり・コミュニティスクール」に参画し、学校やPTAとの連携を深め、
 子供たちの健全育成に積極的に取り組む。
 ・小学生にボランティアとしてスポーツフェステバルの運営を手伝ってもらう。

4.「農業振興の地域づくり」
1)明日の農業を考える会について
 ・問題解決に向けた活動を検討する

2)神戸大学との連携事業について
 (1) 農業ボランティアの受け入れについて
 ・受け入れ農家を地区全体から募集
 ・12月までに11回を予定し、6、10、11月には土日連続で受け入れ実施

5.「岡野らしさを育む地域づくり」
1)地域ラボの受け入れ体制の確立

2)岡野の自慢の風景発見、紹介

3)岡野の歴史文化に関する活動の実施

令和元年度会計予算
【収入の部】2、996、000円
【支出の部】2、996、000円

チョコベ販売他収支報告
チョコベについて岡野ふるさとづくり協議会 地域振興部会 販売部より報告です。
146箱、500枚(ばら売り)、他雑収入で142,854円

仕入れ、山の芋(とろろ)代金など 支出62、071円

差引き残高 80、783円

昨年度の残高と合わせて209、863円

岡野の農業を考える会 平成30年度活動報告
■経緯 農業従事者の高齢化や耕作放棄地の増加などの問題に直面しており、この解決策を模索するため当協議会の地域振興部会の取り組みのひとつとして「岡野の農業を考える会」を29年度に発足しました。

■目的 現状把握、問題点を明らかにし、本会が中心となって解決策や仕組みつくりを提案、実施することを目的としています。
方向性 ー「考える」から「行動する」へー
1年目 現状把握、問題を明確化する(考える)
2年目 問題を整理し、解決方法を模索する(模索する)
3年目 解決を目指した活動を実施する(行動する)

■委員の構成(敬称略)
代表  谷田 又次(地域振興部会員)
副代表 瀧山 玲子(地域振興部会員)
委員  畑 利清 (協議会副会長)
    三宅 寛 (地域振興部会員)

    谷田 亀壽郎(生活環境部会長)

    坂東 佑貴(認定農業者、「耕しや」代表)

    光山 治夫(前協議会副会長、前農業委員)

    森本 良太(篠山市役所農都政策課係長、地域振興部会員)
    中井 悦夫(協議会事務局長)
有識者 森本 秀樹(篠山市市役所農都創造政策官)

■水あての問題

集落ごとにあて方が異なる、文書化されていない

地水も同様

大規模農家や新規参入者にはわかりにくい

■草刈作業

範囲、回数が同じ集落内でも統一されていない

貸手か借手のどちらがやるのか

刈った草は焼却か放置か

ため池周辺は誰がすべきか

■用排水路の維持管理

掃除は集落全戸か耕作者・地権者か

年何度清掃するか?

水利費はいくらか?面積か、年度ごとに費用を折半か

■防護柵の維持管理

防護柵の点検はいつ、何度実施するか

■平成30年度の活動結果

本会の活動として30年度の活動目標は「農業の問題を整理し、解決方法を模索すること」であり、その観点から「水あて」と「農地周辺の草刈等の管理作業」の現状を調査しました。

■3年目(令和元年度)の活動の方向性

本会の3年目の活動は「問題の解決を目指した活動をする」ことが目標です。

以上